短くなっていくY染色体

私達の周りをみますと男と女が存在しています。ある意味それが当たり前であると考えてきました。ところが、性とはそう単純なものではないようなのです。

NHKの番組で「性」を取り上げた番組が放送されていて、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが少しお話をさせていただきます。

思い起こせば中学生の頃、生物の学科で表面だけの「性」を勉強しました。

内容は染色体というものがXXだと女性、XYだと男性だということで丸暗記したのを覚えています。

現在では、研究が進んで様々なことが解ってきたようですので、いろいろ考えてみたいと思います。

まず、Y染色体が短い理由は何なんでしょう

資料画像などを見ると、確かにY染色体は短いですよね。本来そのようなものだと疑問を持たなかったのですが、短いのには理由があるそうです。

Y染色体は自身のコピーを続ける内に遺伝要素として不良な部分ができ、それを廃棄していっている内に短くなっていったそうです。本来はX染色体と同じ長さだったらしいです。ということは?

ご察しのとおりで、Y染色体はいずれ消えてなくなる運命だそうです。ここで男の私は「男、かわいそー!」と叫びそうですが、実際はそうでもなく「やっぱりか」と納得したような気分になりました。その感情の意味はよくわかりません。

さて、受精の時、人間は本来全て女性らしいのです。その女性に、短くか弱くなったY染色体が関与して男性になるのです。

つまり、無理やり男性をつくっているのです。生物学的に見れば、オスの役割は交尾で子供をつくり、その子供が大人になるまで外敵から守るということです。子孫を残すということが、どのレベルの生物にとっても最重要事項だからです。

元々、短命でもいいようにつくられているオスですので、メスはオスを威張らせているのかもしれません。

性はスペクトラム

次に、性は男と女の二分別ではないということです。

これに関しては、テレビでのバラエティー番組でも女性らしい男性、男性らしい女性もいらっしゃるし、私でもわかっていますよと言いたいところですが。

初めて聞く言葉ですが、「性はスペクトラム」ということです。スペクトラムというと私たちの世代では、光のところで勉強したことがあり、虹の現象で理解していたないようです。

この光のように、性も女性から男性へとスペクトラム状になっていて、様々な段階の性が存在するとのことです。確かに性にかんしては、誰もが公言することがないので、今までわからなかったとも考えられます。薄々感じていましたが、男らしい男は、もはや古いのです。

Y染色体の消滅で、現在の男が消滅してもスペクトラムの中から新たな男が登場しても、おかしくないという事かもしれません。考えてみれば、戦争・紛争は男の独占欲・権力欲・組織保全欲などが原因で起こったと言っても過言ではありません。

男は組織の中に入ると何故か従順になり、組織のために命を張るような気持になりがちです。そのような男が政治の中心にいるここ数千年の世界は、もしかしたら、自然の調和という原則に反しているのかもしれません。混乱と戦乱の歴史を考えると、男は生物学的に自分が弱いということを潜在意識で認識しているので、あせっているようでもあります。はかない権力を欲しがっているようにも見えます。

男らしさを測る基準として、男性ホルモンというものがあります。その量を簡単に確認する方法がありますのでご紹介します。

早速ですが、皆さんの人差し指と薬指の長さを確認してみてください。だいたい薬指が長い人が多いのですが、その長さの差が男性ホルモンの量の差らしいです。薬指が人差し指より長く、その差が大きいほど男性ホルモンが強いといえるそうです。女性にも男性ホルモンがありますので、ご自分の指で確認してみてください。

女性らしいと思っていても、潜在的な男性ホルモンが眠っているかもしれませんよ。

いずれY染色体が消え、男性ホルモンの強い男も消えた後、男性ホルモンの弱い新しい男性が性のスペクトラムの中から生まれるかもしれません。

そのとき、ほんとうの母性のある社会が生まれるかもしれません。 Y染色体は、短くなるのが加速しているという学者もいます。意外と早く男らしい男は化石になるかもしれません。

オステオカルシンには男性ホルモンである「テストステロン」の分泌を促進させると働きがいわれています。テストステロンは骨や筋肉の形成や、行動力・チャレンジ精神などに大きな影響を与えるとの報告があります。